Peter Hurley <ピーター・ハーレー>
最高経営責任者(CEO)

ピーターのテニスに対する情熱は、彼の職業的な実績を超えて広がっています。彼は草の根レベルのテニス活動、大学テニス、そしてテニスの歴史の保存・普及に深く関わってきました。これらの貢献は、インターナショナル・テニス・ホール・オブ・フェームの理事として18年間にわたる在任期間中に高く評価され、執行委員会のメンバーとしても活躍し、複数の委員会の議長を務めたほか、卓越した貢献に対して「チェアマンズ・アワード」を受賞しました。
また、ピーターのリーダーシップは、米国最古のローンコート・テニス&クリケットクラブ「シーブライト・ローン・テニス&クリケット・クラブ」においても発揮されており、2018年から2022年まで同クラブの会長を務めました。
さらに、世界最古の大学テニス大会を統括する「U.S. プレンティス・カップ委員会」の長年のメンバーであり、全米大学テニス協会(ITA)の理事も務め、パートナーシップ委員会の委員長として活動しています。
現在は、プロフェッショナル・テニス・レジストリ(PTR)およびその関連団体のCEOとして、組織を率いています。彼の重点分野は、会員数の拡大、ラケットスポーツ全体におけるコーチングの質の向上、組織の持続的な成長の推進です。
ピーターの先見性あるリーダーシップ、豊富な業界知識、そしてテニスに対する強い情熱は、このスポーツの未来を形作るうえで重要な存在となっています。
ピーターはフロリダ州ウェズリー・チャペル地区に妻のポーラと共に在住しています。彼らには2人の子どもがいます。長男のウィリアムはウェストポイント米陸軍士官学校の2025年卒業予定の士官候補生、長女のローラはシラキュース大学の2年生です。


 Milena Vidos <ミレナ・ヴィドス>
【教育およびダイバーシティ担当ディレクター (Director of Education and Diversity)】

ミレナはこの役職で、PTRのレベル1、レベル2、および専門コース向けの教育プログラムを策定、実施、管理します。また、テニスの普及をさらに拡大するために、PTRの多様性プログラム(PTR ACEプログラム、車いすおよびアダプティブプログラム、ジュニア・アプレンティスプログラム)にも携わります。さらに、彼女はPTRの新たな取り組みであるPTR-W – Because We Canを主導しています。このプログラムは、女性コーチを採用・認定し、キャリアアップのために必要なツールやネットワーキングサポートを提供して、彼女たちの成長を支援するものです。ミレナは、この役職にふさわしい豊富な経験を持っています。2011年からPTRのメンバーであり、PTRのすべての教育プログラムでプロフェッショナル認定を受けています。彼女は両親が経営するテニスクラブのコートで育ち、3歳からテニスを始めました。ジュニア選手時代には母国ブラジルでランキング1位に輝きました。その後、米国デルタ州立大学からテニスのフルアスレチック奨学金を得て進学し、学士号(BA)を取得。その後、スポーツマネジメントで修士号も取得しました。ミレナはミシシッピ州クリーブランド・カントリークラブでテニスディレクターを務め、その後フロリダ州ウェストンにあるミッドタウン・アスレチッククラブでコーチとして勤務。この時に子どもたちと関わることに情熱を見出しました。


 Carl Maes <カール・マース>
【インターナショナル・ディレクター・オブ・コーチング(International Director of Coaching)】

カール・マースは、国際的なテニス界において、コーチ、講演者、国際コンサルタント、そしてさまざまな統括団体(LTA〔英国テニス協会〕、ノルウェー、ベルギー、エストニアなど)でのディレクターとして広く知られています。また、米国においてPTR(プロフェッショナル・テニス・レジストリ)の「レベル3 パフォーマンスコーチ・プログラム」の責任者も務めています。
カールはスポーツ科学および運動学の修士号を有しており、1992年にベルギー・テニス連盟でコーチとしてのキャリアをスタートさせました。
カール・マースが最もよく知られているのは、キム・クライシュテルスとの長年にわたる関わりです。彼女のコーチを務めたほか、2014年からパンデミック初期の2020年まで、キム・クライシュテルス・アカデミーのアカデミー・ディレクターも務めました。
また、コーチやパフォーマンス・マネージャーとして、数多くのジュニアおよびプロのトップ100選手(男女問わず)と共に活動し、世界を飛び回ってきました。主な選手には、エリース・メルテンス、キマー・コッペヤンス、キルステン・フリプケンス、ジョアンナ・コンタ、グザビエ・マリス、ローラ・ロブソン、ヤニナ・ウィックマイヤー、近年ではソラナ・チルステア、タマラ・ジダンセク、そして2024年にはビアンカ・アンドレースクなどがいます。
ベルギーのフェドカップ(現ビリー・ジーン・キング・カップ)キャプテンとしては、2006年にチームを決勝に導き、惜しくもイタリアに敗れました。
現在、カールは家族とともにスペイン南部マルベーリャ近郊のソトグランデに在住しており、Sotogrande Racket Center(ソトグランデ・ラケットセンター)のディレクターを務めながら、国際選手やプログラム、団体向けに、独立したテニス・コンサルタントとして活動・遠征を行っています。

Caitlyn Fries <ケイトリン・フリーズ>
【マーケティングマネージャー (Marketing Manager)】

ケイトリンはメンバーエクスペリエンスコーディネーターとしてPTRに加わりました。新規および既存のPTRメンバーをサポートし、彼らが最高の体験を得られるよう努めています。現在はPTRのブランディングも担当しています。彼女はPTRのグラフィックやメッセージの一貫したデザインとテーマを維持し、マーケティングとSNSの影響力拡大に取り組んでいます。ケイトリンはノーザンミシガン大学でグラフィックデザインの美術学士号(BFA)を取得しています。

Julie Jilly <ジュリー・ジリー>
【特別イベントおよびピックルボール担当VP (VP of Special Events and Pickleball)】

ジュリーは、PTR WEEK、スプリング・テニスフェスタ、テニスクラブオーナー会議、プロフェッショナル・デベロップメント・ウィークエンドといった特別イベントの企画・運営を担当しています。また、PTRメンバーが利用できるさまざまな特典の管理も行っています。ジュリーはHEAD社のTeam Airflowのメンバーでもあります。車いすテニスとスペシャルオリンピックスに対する情熱を持ち、毎年PTR車いすテニス選手権およびスペシャルオリンピックス・テニス選手権で大会ディレクターを務めています。2004年にはRSIマガジンから年間車いすテニスチャンピオンに選ばれています。そして2005年にはUSTA南部地区のコミュニティサービス賞とスペシャルオリンピックス・サウスカロライナ州のスーパーヒーロー賞を受賞、2006年にはPTRが全米アダプティブテニス賞を受賞しています。さらに、ジュリーは地域社会でも積極的に活動しており、スポーツやフィットネスクラスの指導を趣味としています。1985年からPTRで勤務しており、フロリダ州立大学で広報学の学士号(B.S.)を取得しています。

Dimitri Vlassov <ディミトリ・ヴラソフ>
【イベントコーディネーター (Event Coordinator)】

ディミトリは2024年7月にPTRのイベントコーディネーターとして就役しました。ラケットスポーツへの情熱とスポーツマネジメントの専門知識を融合させ、すべての参加者に最高水準のイベント体験を提供することを目指しています。彼はストーンヒル大学で2年間、NCAAディビジョンIIの大学テニスチームでプレーした後、マサチューセッツ大学アマースト校に編入し、スポーツマネジメントの理学士号(B.S.)を取得しました。

Sanaz Marand <サナズ・マランド>
【PTRメンバーシップコーディネーター (PTR Membership Coordinator)】

サナズは2022年2月にPTRスタッフに加わりました。彼女はノースカロライナ大学(UNC)でNCAAディビジョンIの大学テニスでプレー。その後、8年間プロツアーで活躍しました。シングルスでは世界ランキング最高150位、ダブルスでは最高119位に到達しています。

Lamar Scott <ラマー・スコット>
 ラマー・スコットは、2001年からPTR(プロフェッショナル・テニス・レジストリ)認定のプロフェッショナル・テニス・インストラクターとして活動しています。過去2年間にわたり、PPR(プロフェッショナル・ピックルボール・レジストリ)のコーチ・デベロッパーとしても活躍しており、2023年以降、全米で50回以上のワークショップを開催してきました。また、他のPPRコーチ・デベロッパーの育成も行っています。
その功績が認められ、2023年PPR年間最優秀クリニシャン賞を受賞しました。さらに、2022年にはALTA(アトランタ・ローンテニス協会)の会長を務め、2025年にはALTA理事会議長に就任予定です。
現在は、ジョージア州アトランタ地域にあるUniversal Tennis Academy(UTA)にて、プロフェッショナル・テニス・インストラクターとして活動しています。
ラマーにとって地域社会への貢献は非常に重要であり、ピックルボールやテニスを通じて地域に恩返しをすることに尽力しています。彼はAtlanta Youth Tennis & Education Foundation(アトランタ青少年テニス教育財団)の理事を務めるほか、ジョージア・スペシャルオリンピックス、北米スペシャルオリンピックス・テニス選手権、PTR車いす選手権など、さまざまな地域団体でボランティアとしても活動しています。

Dr. Anne Pankhurst <アン・パンクハースト博士>
【教育コンサルタント (Education Consultant)】

アンはPTRの教育コンサルタントとして、新たなPTRコーチ教育指針の策定と開発を担当しています。また、複数のテニスアカデミーやUSAフットボールのコンサルタントも務めています。以前は、USTAハイパフォーマンス部門でコーチング教育マネージャーとして勤務し、全米のハイパフォーマンスコーチと連携して活動していました。それ以前は、イギリスのローンテニス協会(LTA)でコーチ教育ディレクターを務め、以下の責任を担っていました。

・コーチ教育および教師教育コースの開発
・講師トレーニング
・コーチ育成およびライセンス管理
さらに、1997年から2005年まで国際テニス連盟(ITF)の国際コーチ委員会のメンバーを務めました。

アンはフルタイムのコーチ経験もあり、世界中のテニスおよびスポーツ関連のカンファレンスやシンポジウムで講演を行っています。「コーチ・親・育成システム間の関係が、有望な若手テニス選手の成長に与える影響」をテーマに研究を続けて博士号(PhD)取得しています。

 Dr. Louie Cap <ルイ・キャップ博士>
International Clinician
 海外のPTRデイイベント、認定ワークショップ、試験を担当して、世界中を飛び回っている。Etcheberry Strength and Conditioning Certificationの指導を許されている世界に2人しかいない指導員の一人である。Van der Meer Tennis Centerのシニア・ヘッドプロフェッショナルで、PTRインターナショナルマスタープロフェッショナル、PTRインターナショナルテスターとクリニシャンを務める。
 ベイラー大学で原子物理学の博士号を取得。