PTR(Professional Tennis Registry)は、現在では世界的に認められた「スタンダードメソッド」を普及し、研修と認定試験を通じ優秀なコーチを養成する機関USPTR(The United States Professional Tennis Registry)として1976年にデニス・バンダミーアによって創設されました。
「スタンダードメソッド」は1972年デニス・バンダーミーアとビリー・ジーン・キングが一緒にテニスキャンプを行なった時、共通の指導法の必要性を強く感じたことから開発が始まり、バイオメカニクス(生体力学)に基づく合理的体系の指導法として確立しました。
認定試験を受けるには指導・筆記・実技・矯正法・ドリル、以上5科目の試験にパスする必要があります。最高の評価「プロフェッショナル」を得るには5科目全ての試験で「プロフェッショナル」の評価を得る事が必要です。1科目以上「プロフェッショナル」の評価を得る事ができなければ、評価に準じて「インストラクター」「アソシエイトインストラクター」という資格が認定されます。
現在、世界127カ国に普及し、16,000名以上のPTR認定のプロコーチが登録されており、その輪は毎年広がっています。2001年より、その活動と構成メンバーが国際的であることから、名称がUSPTRからPTRに変更になりました。2010年にはPTRの日本支部が東京都小平市にあるYTテニススクール(旧フェアリーテニスフォーラム)に移管され、PTR JAPANとして新たなスタートを切りました。そして2024年9月1日、一般社団法人 PTR JAPANとなり、さらなる成長を目指しています。