パット・バンダーミーアからのメッセージ
デニスの死後、私たちの友人が世界中で心のこもった逸話や思い出、祈り、親切心を分かち合ってくれたことに、私は心から感動しています。デニスもきっと誇りに思っているでしょうし、謙虚に受け止めていると思います。多くの方から、デニスが私たちの仕事や私生活に与えた影響をどのようにして認識してもらえばよいかという質問をいただきました。デニスに敬意を表してPTR財団に少額の寄付をすることは、デニスが多くの人々の生活に与えたポジティブな影響を拡大する方法です。このような寄付は、デニスが人生をかけて取り組んできたコーチング教育という目的に投資する方法です。これは同時に、デニスが私財を投じて設立した財団を支援することにもなり、彼の素晴らしい遺産を確実に守ることにもなります。デニスが設立したTennisUniversityとPTRは、教育の専門家やコーチを教育し、認定するために設立されたもので、この遺産の重要な構成要素となっています。本当にありがとうございました。
PTR財団は、デニス・バンダーミーア氏の遺志を受け継いでいきます。
PTR財団は、1979年にPTRの慈善活動部門として設立されました。慈善活動への資金の調達、管理、分配をするために、アメリカ国税庁から教育財団として501(C)(3)の認可を受けました。PTRは501(C)(6)の認可を受けています。
毎年、PTRのメンバーからは更新に合わせて寄進を頂いています。これらの基金は、様々な慈善活動や調査活動に使われています。Boys & Girls Clubs、Adaptive PE Program、National Junior Tennis Leagues、 ジュニアスカラーシップ、 コミュニティーテニスプログラム助成金など価値のあるプロジェクトに有効活用されています。また、車いすテニス指導のワークショップにも助成しています。加えて、無料レッスンやRacquet Roundupのような用具供給のプログラムも支援しています。
財団理事
*理事長:Scott Tharp
*書記・会計:Jack Barker
*理事:Ajay Pant, Dr.Jim Loehr, Curtis Holland, Luciano Botti, Roy Barth, Lucy Garvin
*法律顧問: Kristen Campbell
*顧問: Pat Van der Meer, Jean Mills
*開発教育ディレクター: Radhika Venkata
PTR財団 – 皆にテニスの機会を
PTR財団の使命の一つは、市中や郊外のテニスに触れる機会の無いような地域の人々にテニスの指導と用具の提供をすることにあります。財団を通じて、低所得者層への住居斡旋プロジェクトや、鍵っ子対策や、世話が必要な若者への援助プログラムや、車椅子テニスリハビリプログラムなどへと展開されています。生涯スポーツとしてのテニスは、幅広い年齢層の人々の健康増進や、これらの子供たちのより良い未来に向けて役に立つスポーツです。
基金活用例
・ハリケーン・カトリーナとリタの後、PTRは数千ドル規模のPTRのウェアや、ディアドラのシューズや、ヘッドのラケットや、ガンマの用具などを、被害に遭った約100名のPTRのメンバーに寄付しました。
・ラケット・ラウンドアップというプログラムでは、使わなくなったのラケットを集めて、用具を必要とするプレーヤーや団体に寄付しています。ガンマ社からストリングの提供を受けて、財団でストリングの張り替えをしています。また、ラケットやシューズやボールはEASTER SEALS(障害者援助活動)のキャンプの一つであるCamp ASCCA等に寄付され、障害を持った子供たちの余暇や屋外活動で活用してもらっています。
・教育助成金や奨学金も給付しています。PTRメンバーのTed Mascolaは、彼が世話人をしているスペシャルオリンピックの選手たちに用具の支給を受けています。彼のプログラムのことを聞いたSports Tutor社は、1,500ドル相当のボールマシンを寄贈しました。PTR財団の活動は、テニスに幅広く関与しています。
これらは、今年の財団基金の使用例のごく一例です。皆にテニスの機会を与えることが、財団の主たる活動目的です。そのためには、皆様からのご寄付が必要です。ほんの僅かな金額でも、生涯スポーツとしてのテニスの普及に役立ちます。寄付をされる場合に、その使途について、車椅子テニス、ジュニア育成、PTRシンポジウムへの教育奨学金などの特定ができます。